エコカー減税とエコカー補助金
電気自動車のこれから

ハイブリットカーに次いで次世代のエコカーとして最も注目されているのが電気自動車です。排気量ゼロ、家庭のコンセントで充電可能な夢の自動車として評価も上々ですが、問題点がない訳でもありません。当然の話しですが、電気自動車はバッテリーを積んで走行しています。車内設備の全てを動かす動力が電力なのでバッテリーも従来のガソリン車よりも大きなものを積まなければなりません。

今の技術で出来るバッテリーの場合、充電後放置していると自然放電してしまうのは構造上避けられないため、一般家庭で電気自動車を購入するとあまり乗らない週末ドライバーだとしても四六時中充電しなくてはならない可能性があるのです。しかも、バッテリーは熱を持ちすぎたり冷えすぎると寿命が短くなってしまいます。

北海道や東北の様な寒冷地、また酷暑が続く夏場の大都市などはバッテリーにとっては厳しい環境なのです。リチウム電池の場合、高温にさらされると熱暴走する可能性もあるので本当の意味での安全性を危惧する意見もあります。また、充電場所の問題も電気自動車がかかえる問題の一つです。自動車を購入しても屋外の集合駐車場を利用せざるを得ない大都市圏の場合、充電する場所がないという事になってしまいますね。これでは困ります。

充電時間の短縮の家庭用に普及するには不可欠でしょう。そして最大の問題点が発電所の問題です。電気自動車が今後の日本社会の主役になると充電用の電力を賄えるだけの大出力の発電所が必要と言う事になります。ところが2011年の東日本大震災で被害を出した福島第一原発事故から原発離れの雰囲気が日本全体を覆っています。

そうなると化石燃料を使う火力発電に頼らざるをえなくなり、せっかく走る自動車は温室効果ガスを出さなくなったとしてもそれに電気を供給する発電所から大量の温室効果ガスを排出してしまうという本末転倒な話しになりかねません。今後は再生利用可能エネルギー事業への投資を含めて日本のエネルギー事業全体を見なおす必要にせまられています。