エコカーの課題とこれから
極地仕様

エコカーの主役は電力で走る自動車になりつつあります。電力で走るということはバッテリーが欠かせないという事になります。現在電気自動車に搭載されている電池はリチウム電池が一般的ですが、リチウム電池には克服しなければならない弱点があります。

それは熱に弱いという点です。身の回りの日用品でリチウム電池を使っている電化製品にはデジタルカメラやパソコン、携帯電話が代表格ですが、これらは極度な低温や高温になると動作が不安定になる事があります。最近では大分品質が安定してきたものの、かつては熱で膨張してリチウム電池が破裂するという事故が続いた事がありました。

また-15度を下回るような寒冷地では電池が発電しなくなる事もあります。2012年現在、日本には記録的な寒波に見舞われました。北海道では-30度を下回る気温を記録したばかりです。また夏は夏で記録的な猛暑に見舞われるのが日本列島です。夏場と冬場の極端な温度差は砂漠化の始まりだと指摘する専門家もいますが、これらの状況はエコカーが主流になってCO2の排出量が減るとすぐに大気の状態が改善され以前の様な気候に戻るという保証もありませんね。

もしかするともっと砂漠化が進んで本当の砂漠の様に昼間40度を超えるかと思ったら夜には氷点下近くまで気温が下がるようになってしまうかもしれません。したがって将来的には夏場の35度を超える猛暑や-15度を下回る様な極寒にも耐えうる寒冷地仕様のバッテリーの開発が必要となるでしょう。蓄電と発電の技術革新はエコカーの将来を左右する一大事なのです。